映像人形劇

一昨日見たひとみ座の公演(id:pee450:20040215)に刺激されて。
今巷では『ハリー・ポッター』に続き『指輪物語』が大ブーム(?)です。このファンタジーブームはどうなのよ?という疑問はとりあえずおいておくことにして、便乗してアーシュラ・K・ル=グウィンゲド戦記』シリーズも映像化しちゃえ!と思った。とりあえず最初の三部作だけでもいいから。しかも人形芝居で。最初の『ゲド戦記』三部作の挿画が白黒のコントラストの強い平面版画(?)のような絵なので、それに合わせて人形美術を作れば、かなり良いものができるのではないだろうか。映像人形の大手スタジオ・ノーヴァ*1あたりが製作してくれ。
まあ、実際にやるとしても、海外作品ということで、大規模にやるにはスポンサーとか著作権とか利権が絡んでくるので難しいと思うが。でも押井守の新作アニメ『イノセンス』はどうやら球体関節人形をモチーフにしているらしい*2ので、時代は人形*3だ!と。川本喜八郎*4も有名だしな。
『ハリポタ』や『指輪』のような実写CGではなく、チェコアニメ風のストップモーション撮影でもなくて、あえてアナログな棒使いやマリオネット(影絵っていうのも面白いかも)でやるのがいい。『ゲド戦記』はド派手なアクションや魔法が少ないので、人形芝居がぴったり。

*1:人形劇団プークの映像部門。NHK教育やCMなどの人形をたくさん作って操作している。フジTV『ココリコミラクルタイプ』のキャラクター「ミラクルさん」もこの会社がやっているらしい。

*2:あまり詳しくないのだが…Googleで「球体関節人形」を検索

*3:人形は人形でもdollだから、操作系の棒使い(rod puppet)や糸操り(string puppet, marionette)とは大分違うが…

*4:NHK人形劇『三国志』の人形美術など。http://www.kihachiro.com/