目が覚めると3時だった。もちろん午後の。こうして一日は暮れていくのか。
煙草買いがてら外に出て、駅前にある本屋に行く。そこは雑誌と新刊本がほとんど。翻訳本なんて、ほとんどない。その中にJ・M・クッツェーの『恥辱』が置いてあった。しかも平積み。こんな急行電車も止まらない郊外の駅前本屋にクッツェーが置いてあるとは!ノーベル賞の影響はすごいんだなあ、と感じた。