いろいろと

買った買った。読めるかどうかは微妙だが、一種の気晴らし。

新潮の保坂和志の連載が面白い。語りと「私」の位置関係というか、のめりこみ度というか、そんな感じの話題。三島と百輭の文章を実際に引用・比較して説明している。語りとは一人称と三人称という区別ではない、という(ような)指摘*1がわかりにくくはあるが、なんとなくわかるような感じ。
自分のエッセイも、こういう方向性で書けたら*2、もう少しましなものになっただろうに。既に提出した今となっては、後の祭り。

*1:これは本論ではないが、今回はこの話にほぼ終始している

*2:もちろん、保坂氏ほどには書けないけど…